こんにちは。中村です。
フィラリア症の予防は厚木市では6月から12月になります。
予防薬には@食べるタイプ A皮膚にたらすタイプ B注射タイプがあります。
近年では、おいしい食べるタイプが主流になっていますが、
・警戒してなかなか食べてくれない
・牛・大豆にアレルギーを持っている
という理由で他の薬がないかとの問い合わせを受けることがあります。
そこで今回は、犬用の注射用フィラリア予防の『プロハート12』のご案内をします。
最大の特徴として
★1回の皮下注射で12カ月間フィラリア症の感染予防効果があります。
12カ月間効果があるので例年狂犬病予防のシーズンである
ワンちゃんの込み合う5月6月の時期を避けることができます。
動物病院で獣医師が確実な注射をうつことにより
飲ませ忘れの心配がなくなります。
また、毎月の投薬を嫌がるわんちゃんに無理に飲ませなくてすみます。
注射対象はワンちゃんのみです。
注意点として
・体調に問題がないこと。
・体重が2kg以上あること
・小型中型犬は6ヶ月齢以上、大型犬は8カ月齢以上であること。(体重が安定してから)
・妊娠犬も可能
・注射前にフィラリアの血液検査を行います。
(フィラリア症に感染しているワンちゃんにフィラリア予防をすると副作用が出る可能性があるため)
・10歳未満に推奨
・過去にプロハート12または他のワクチンで体調を崩したことがないこと。
・狂犬病予防接種・混合ワクチンとは同時には注射できません。(1週間以上あけること)
・興奮状態ではないこと。
・稀に接種後に副作用が起きることがあります。(元気・食欲の低下、嘔吐や下痢など。)
接種後は安静に過ごしていただき、違和感があるときはすぐにご連絡をください。
★他の@食べるタイプ、A皮膚にたらすタイプの薬と違って
注射タイプはフィラリア症予防のみの効果しかありません。
ノミ・マダニ予防やお腹の虫下しの効果はありませんのでご注意ください。

当院では
5月中旬までの期間限定でプロハート12の接種が可能です。
興味のある方は是非にご連絡をお待ちしております。
posted by ぽてと動物病院 at 17:17|
日記
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