2014年03月21日

神奈川県獣医師会学術大会

こんばんは。中村です。

今日は相模大野での神奈川県獣医師会学術大会に参加してきました。
日中は暑いくらいに天気が良かったです。

これから始まる狂犬病予防接種に先駆けて、
狂犬病セミナー『狂犬病の臨床診断』の講義がありました。
なかなか血液検査では早期診断は難しく、一般身体検査の重要性が指摘されていました。
万が一、犬が動物や人を咬んだ場合、その日から2週間のうちに3回の身体検査が必要となります。
保健所への届け出も必要です。

狂犬病の犬の攻撃性の特徴として
@威嚇なしに
A怒るでもなく
B怖がるでもなく
C容赦なく
D何度も繰り返し
E激しく
攻撃してきます。

また、犬で狂犬病ではないと除外できる項目に
@生後1か月齢未満は除外 (生後1か月齢未満での発症は認められていないので。)
A10日以上生存で除外 (発症すると10日以内に死亡する怖い病気です。)
B経過が改善するなら除外 (発症したら悪化の一途を辿る病気です。)

狂犬病は猫にも感染しうるのですが、猫には蔓延しずらいのが特徴です。
なので、予防、防疫の観点から犬の狂犬病予防接種が重要視されています。

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今回の学術大会では、他にもいろいろな動物病院や大学病院からの症例発表もあり、
とても勉強になりました。
posted by ぽてと動物病院 at 21:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする